沸騰!匿名座談会
2008年 9月 30日

人事部の証言! 報われる努力の仕方、教えます。

あなたが知らない「評価のモノサシ」の中身

成果を出す社員と出せない社員はいったいどこが違うのか。有力人事部が成果を出す社員の働き方、考え方を明らかにする。

Size: 
smaller
default
larger

機械 それは言える。野心家というのは必ずしも独立志向の人間だけではなく、俺は将来、部長になってやる、役員になってやるぞという秘めた思いを持っているタイプだ。そういうタイプは上司からすれば、結構生意気に映るけど、頼りになる。平時のときはいいが、職場や上司が難局に直面したとき、部下がどう動いてくれるかだ。そういうときこそ生意気な人間のほうが仕事をする。逆に伸びない部下というのは、誰かの指示や強制力がないと働かない。

食品 でも野心家でアグレッシブなタイプは少ないよ、10人のうち1人いればいいほうだ。よく社員は2・6・2の比率に分かれるというけど2割もいない。

流通 若いうちは棘があるくらいがいい。出る杭は打たれるというけど、打たれるほどの杭になってほしいね。逆に若いうちから、周囲から打たれないようにほどほどにやっていたら、限界が早くやってくる。常に周囲とケンカして相手のことは聞かないのはだめだが、自分なりの知識や勉強に裏打ちされた信念に基づいて、上司に対しても言うべきことは言い、横や下とも徹底的に議論することが大事だ。議論できない人というのは、いざ判断する立場になっても判断できない。

自分の役職以上の立場で考える癖をつけよ!

電機 人に仕えている間は、上司の指示だけで動けばいいから簡単だ。徐々にステージが上がり、たとえば部長になると重要な判断をしなければならなくなる。若いときから、自分が課長あるいは部長だったらどうするのかということを主体的に考える癖をつけておくことが大事だ。逆に伸びない人は言われたことを無難にこなそうとする。何事もそつなく仕事をこなし、一定の評価を得て課長になる。上司の部長にしてみれば、そこそこやるだろうと思っていたが、全然だめだなと落胆するケースは実際に多い(笑)。

機械 当然、上司の考えと合うときと合わないときがあるけど、合わないときでも、まあいいかと常に合わせてしまう癖をつけてしまうと、自分の意見を言うとか判断するということができなくなってしまう。もちろん議論を戦わすときに無防備でやっても、自分より経験豊富な優秀な先輩には勝てない。そのためには自分なりに調査・研究・分析するという努力をしたうえで信念を持って意見をどんどん言うことが大事だ。それでも議論で負けるケースが多いと思うけど、その結果、自分とは違う結論が下されたとしても、そこから先は組織の判断であり、気持ちを切り替えて次に進むべきだろう。

流通 会議の場では黙っているよりは間違ってもいいから何か言う癖をつけることだね。何か言うことで、議論が進展することもあれば、それは違うということで判断なり、考えがまとまることもある。賢い意見を言おうと考えないことだ。格好をつけても賢くないことは上司はお見通しなんだから(笑)。そんなことで勝負しても太刀打ちできないよ。

IT 会議の場でも上司部下に関係なく、どんどん議論や提案を積極的に投げかけてくるタイプは好きだね。でも話をしてもわかりましたと言ってすぐ黙ってしまう部下が多い。それでは本当に理解しているのかわからない。自己主張が強いタイプも困るけど、確認するための質問ぐらいしてほしい。どんな偉い人でも全部知っているわけではないし、欠点もある。議論を通じて皆で埋めていく。ある情報を出し切って共有化していくほうが、決める側も従う側も理解しやすいね。

前のページへ 1 2 3 4 5 6 次のページへ
プロフィール

溝上 憲文

ジャーナリスト

みぞうえ・のりふみ●1958年、鹿児島県生まれ。明治大学政経学部卒業。経済誌記者などを経て独立。経営、ビジネス、人事、賃金、年金問題を中心テーマとして活躍中。著書に『年金革命』『隣りの成果主義』『団塊難民』『会社を利用してプロフェッショナルになる』などがある。

Feedback
この記事を 全部読んだ
  一部だけ読んだ
  あまり読まなかった
内容は とても参考になった
  まあ参考になった
  参考にならなかった
 
サイト内検索
プレジデントのおすすめ記事
特集
経営者たちの40代

武田薬品、富士通、資生堂……。経営者の知られざる素顔を描く。

朝礼のヒント

絶好調企業は必ず効果的な「朝礼」をしている!レポートはこちらから

プレジデント最新記事