沸騰!匿名座談会
2008年 9月 30日

人事部の証言! 報われる努力の仕方、教えます。

あなたが知らない「評価のモノサシ」の中身

成果を出す社員と出せない社員はいったいどこが違うのか。有力人事部が成果を出す社員の働き方、考え方を明らかにする。

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お荷物社員の生きる道とは

電機 本当に使えないとなれば外に出すよりしょうがないね。昔は調査資料室というわけのわからない部署があり、使えない社員を一堂に集めていたことがある。しかも名ばかりでとりたてて仕事もなかった。今はそんな余裕もないし、外で活躍できる道を見つけてやるしかないだろうね。いくつか仕事をやらせても使えないとなればたとえ30歳でも早い段階で、社内評価も含めて本人説明し、外で活躍するように誘導してやることも必要だと思う。とくに若い人は会社の文化・風土と本人の個性と合わないということもあるし、いつまでも会社にとどめておくのも本人にとっては不幸だと思うね。

食品 確かに以前と違って会社もだんだんドライになってきている。必要なときに必要な人材を必要な数だけ揃えて回していこうという志向が強くなっている。グループ内企業に受け入れ余地があれば出向・転籍させることもあるが、今ははっきり言ってない。そうなれば、社外で活路を見いだしてもらうように説得する、あるいは処遇を落とすしかないだろう。成果主義の時代といっても、さすがに降格・降給というのはこれまでめったにやらなかったが、最近は珍しくなくなっている。しかし、GEのようにボトム5%の首を切って新たな人材を採用するというところまでは日本の大手企業もいっていないが、一部の中堅企業やベンチャーなどでは、外資並みに使えない社員の首切りを臆せず堂々と実施しているよ。

流通 結局、使えないとなれば自然に活躍できる場を与えられなくなってしまう。10年前だったらそういう人材は戦力外ということで退職勧奨も行ったけど、うちはなんとか働いてもらおうとしている。今は労働人口も減るなかで企業の業績も回復し、会社も猫の手も借りたいぐらい忙しい。だから猫の手ぐらいのレベルであれば、何とか会社に切られずにすんでいる。しかし、状況が変われば切り捨てるしかしょうがないだろうね。

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プロフィール

溝上 憲文

ジャーナリスト

みぞうえ・のりふみ●1958年、鹿児島県生まれ。明治大学政経学部卒業。経済誌記者などを経て独立。経営、ビジネス、人事、賃金、年金問題を中心テーマとして活躍中。著書に『年金革命』『隣りの成果主義』『団塊難民』『会社を利用してプロフェッショナルになる』などがある。

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