
【2】新・節約マダムが教える「出費半分幸せ2倍」の道
さらばケチケチ道。「ローコストライフ」の神があなたを元気にする
水道代を浮かすため公園で水を汲む、スーパーで野菜の切れ端を拾う……。そんな貧乏臭い“技”はもう古い。
ノンフィクションライター 山田清機=文 向井 渉=撮影
岩崎さんが読者に勧める究極の節約術は、収益マイホームだ。岩崎さんは現在、マイホームを建設中。土地と上物代約7000万円をフルローン(金利1.65%、35年返済)で借りて、毎月の返済額は約25万円。家賃収入が30万円見込めるから、月々の収支は5万円のプラスになるという。にわかには信じられない。
「建物の50%以上を自宅にすれば、住宅扱いになるので住宅ローンが組めます。残りの部屋を賃貸に出して、ローンと相殺するわけです。つまり、タダで住めて家賃も入ってくる。仮に入居者がいなくても、背負うリスクはローンだけですから、ものすごく安全です。みなさん、どうしてこれをやらないのか不思議です」
たしかに不思議です……。
岩崎さんが、投資にお金をつぎ込むために節約生活を送っていることはわかった。わからないのは、投資の目的だ。
「10年後に金融資産だけで5億円に増やしたい。1億円だと5%で回しても年に500万円しか増えませんが、5億円あれば2000万~3000万円増えます。経済的自由を獲得するには、最低でも5億円必要なんです」
経済的自由を獲得できたら、ご主人も勤めを辞めるのだろうか?
「5億円あれば、リタイアしたくなったらいつでもリタイアできる。実際に辞める辞めないよりも、それを自分で選択できるという精神的な自由を確保することが大切なのではないでしょうか?」
むろん、投資と組み合わせればの話だが、節約は、雇われの身から自力で自分自身を解放する武器にもなるのだ。
山田 清機
ノンフィクションライター
やまだ・せいき●1963年、富山県生まれ。87年早稲田大学政治経済学部卒。大手鉄鋼メーカー、出版社勤務を経て独立。主な著書として『青春支援企業』『卵でピカソを買った男』。
武田薬品、富士通、資生堂……。経営者の知られざる素顔を描く。
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