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2008年 11月 19日

【結婚】 学歴別「許せる大学、許せない大学」

「10大格差」大学・学部別全データ(1)

バブル期のように、結婚の条件として「3高(高学歴、高年収、高身長)」があからさまに言われなくなった。本当に高学歴は、結婚に有利なのか。

一方、MARCH以上の学歴でも2割弱いる「低年収層」は注意が必要だ。

大手通信系企業の研究所に勤めるCさん(32歳)も、危険信号が灯る1人。有名国立大(都内)の大学院を出て、27歳でいまの会社に就職。現在の年収は500万円台と、高学歴のわりに低年収だ。「入社前から『研究職は30代に入らないと年収が上がらない』と聞いていた」とCさん。先輩の例を見ると、あと2年すれば年収は跳ね上がる。最低でも750万円前後。だがCさんは「それまでもつか」とため息をつく。最近、出張やサービス残業で疲れがとれない。医者から「もっと寝ないと」と脅されたこともあって、こう言う。「この先、多少年収が落ちても、転職を選ぶかもしれない。派遣(社員)も視野に入れて、なんとなく転職サイトをチェックしている」。

2年前、学生時代から付き合っていた彼女(31歳)に「結婚する気があるのかないのか、ハッキリしてほしい」と迫られ、自分から別れを告げた。「仕事がまだ安定しないのに、結婚だなんて。やたらと焦る彼女を見て、付き合い自体がバカらしくなった」とCさん。

いまも結婚に焦りはない。勤務先の研究所は男性比率が高く、いわゆる「女環境」が少ない。恋人がいない男性社員も多いから、と余裕を見せる。「40歳までには結婚したいが、忙しいし自分から動くほどではない。出会いは偶然の産物、これまでもずっとそうだった」と笑う。

だが現実は厳しい。図4を見直すと、35歳を過ぎて年収500万円未満の男性は、3割が結婚できていない。

なかでも注目すべきは、「高学歴・低年収」の男性ほど、未婚率が目立って高くなることだ。もし高学歴のCさんが転職で年収500万円を割り込んだ場合、結婚できない確率はなんと33.3%。MARCHクラスなら未婚率は5割を超える。たとえ高学歴でも年収が伴わなければ、半数が取り残されてしまうのだ。

山田教授は、「高学歴の男性は、学生時代から合コンなどでもてはやされていた分、結婚への危機感が弱い」と警鐘を鳴らす。「だから結婚という『リスク』を先送りしがちなのだろう」。

もちろん冒頭で述べたように、高学歴の男性ほどアドバンテージが高いのは確かだ。だがオーネットの岸野氏はそう前置きしたうえで、次のように力説する。

「どうか外見も含めた自分磨きと『出会うための努力』を忘れないでほしい。いくらこう言っても高学歴男性ほど、素直には聞いてくれないのですが……」

たとえ高学歴でも、年収上昇の確証が持てない現代。動くなら、1番若い「いま」。決して早すぎることはない。

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データは8月5~6日のgooリサーチとの共同調査による。大卒以上、25~55歳の男女1040人(内訳:男性527人、女性:513人)より回答を得た。 

>>「10大格差」大学・学部別全データ目次

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プロフィール

牛窪 恵

マーケティングライター

うしくぼ・めぐみ●1968年、東京都生まれ。大手出版社勤務ののち、2001年、インフィニティを設立。マーケティング、企業PRなどを手がける。近著に『独身王子は早く死ぬ?』(プレジデント社)、『草食系男子「お嬢マン」が日本を変える』(講談社+α新書)がある。

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