
飯島 勲|知らないと危ない!これが「冠婚葬祭」の落とし穴だ
「リーダーの掟」
ビジネスマンの中には日常の業務に追われ、パーティや冠婚葬祭の仕切りを苦手に思っている人も多いのではないでしょうか。
小山唯史=構成 浜村多恵=撮影
どの順序で誰に何分しゃべらせるか
来賓にお願いするスピーチにも主催側は神経を使います。しゃべらせなければならない順序、人選など多くの難題を抱えます。
私の考えでは、一番重要なことはスピーチの持ち時間です。
いくら偉いからといって長々とお説教をされては、来客は気が散り、居眠りを始める人もいるでしょう。私なら、スピーチの時間を話の面白い人なら15分、退屈な人なら3分にしてしまいます。一国の大臣であっても例外ではありません。3分で十分。持ち時間を各人に個別に伝えます。大切な人や来賓に一様にお話をしていただく一方で、会場のお客様への気配りも忘れない進行がいいのです。当然、情報漏洩に気をつけなければなりません。マイクを握る各人に互いの持ち時間が知られると大変に困った事態が生じます(笑)。
各種のパーティでは、乾杯の音頭、最初の挨拶、中締め、トリの挨拶……等々、さまざまな形で来賓にご登壇いただくのが通例ですが、これも主催者側の知恵の1つといえるでしょう。パーティは時間帯の設定にも気を配る必要があります。コストとの関係で食事を出せないなら、3時頃の開宴とすべきです。来るほうもお茶程度の会だろうと想像して出席します。それが11時スタートだったり5時頃だったりすれば、たとえビュッフェ形式であっても当然何らかの食事は出ると考えるのが普通。それなのに食事がつかなかったり、お飾り程度の量であれば、せっかくのパーティなのに、むしろその企業の印象は悪化してしまいます。「忙しいのに無理して出席したのに、何も出なくてさ」などと外で吹聴されては、せっかくの祝宴も台無しです。
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