
飯島 勲|バーの飲食、密会……「首相動静」の裏側を読む
「リーダーの掟」
日本を代表する立場である以上、積極的に自分のスケジュールを公開し、信頼を得ていかねばなりません。
構成=小山唯史 撮影=浜村多恵
総理大臣には4つの顔がある
総理大臣の日程には、4つの顔があります。
内閣総理大臣としての公務のほかに、自民党総裁、衆議院議員、個人という4つの立場からの日程があり、それぞれの立場をうまく使い分けて日程をつくっていかなければなりません。
総裁の日程を振り返ってみたときに、それぞれのスケジュールから4つの顔のいずれかが浮かんでこなくてはならないのです。
日本国総理大臣としての行動なのか、自由民主党総裁としてなのか、または衆議院議員、個人としての行動なのか、スケジュールを見て判断できる組み立てが大事なのです。
総理大臣の視察ならば、同行者や同席者は、政府関係者。クルマは、国民の税金で走る「公用車」を使うことになります。公用車で選挙区を回るというようなことは、当たり前ですが大きな誤解を生むことにつながります。
選挙応援をするときなどは党総裁としての顔です。同行者や同席者は党関係者。クルマは自民党が所有する「総裁車」となります。
ショッピングなど議員や個人としての立場で行動するのならば、誰が横にいても基本的に自由となり、クルマも個人のものとなります。
A地点からB地点までは総理大臣。B地点からC地点までは党総裁。C地点からD地点まではもう一度総理大臣。D地点からE地点までは個人。
というように、1日の日程の中でしっかりとした細かい区分をしていく。乗るクルマも当然役割に応じて変えます。記者にとってみても、クルマを見るだけでいまどのスケジュールなのかが簡単に判別できます。
日本を代表する立場である以上、積極的に自分のスケジュールを公開し、信頼を得ていかねばなりません。
公用車を使うのであれば、国民の税金を使い、「総裁車」ならば自民党員の党員費から経費が支出されているのです。決して誤解を生むことのない行動をとらなくてはなりません。
武田薬品、富士通、資生堂……。経営者の知られざる素顔を描く。
絶好調企業は必ず効果的な「朝礼」をしている!レポートはこちらから





























