【特別編III】和田アキ子―芸能界の「ゴッド姉ちゃん」40年目の飛翔
CLOSE-UP NIPPON―プレジデントロイタースペシャル
<プレジデントロイターでしか読めない特別インタビュー編>何歳まで歌をうたう?自分の性格は?(全3回)
野地秩嘉=文 尾関裕士=撮影
――ご自分の性格をどうとらえていらっしゃいますか。
これまた難しい質問です(笑)。はい、わかりました。ちょっと考えながら、答えます。
私はホリプロに40年所属しています。今日(インタビューの日)も、12歳の女の子が新人として入ってきました。もし、普通の会社だったら、私なんかババアで、まわりは「早くやめてくれ」と思うでしょう。でも、私はやめません。それは堀(威夫 ファウンダー)さん、小田(信吾 会長)さんが好きだから。ふたりがいるうちは、ババアだと思われてもやめるつもりはない。
芸能事務所に長年いて、ある程度以上の実績があって、独立しない歌手って少ないんですよ。本人が言うのもおかしいけれど、私みたいなケースは珍しい。マネージャーだって、私と一緒に独立したら金になるし、社長になれる。
私についているマネージャーは、もう18年。43歳です。ひょっとしたら独立したいと思ったことがあるかもしれません。確かめたことはないけれど……。でも、私が「堀さん好き、小田さん好き」と言っているうちに、本人もホリプロに骨を埋めようという気になってきたみたい。そんな律儀なマネージャーが私を支えてくれている。芸能人としては恵まれています、ほんとに。
何の話だったっけ。そうそう、私の性格でしたね。
私は人が離れていくのが嫌いなんです。だから、独立もしたくない。ずっと人と一緒にいたい。とにかく人が一緒にいてくれれば嬉しいんです。人が好きなんです。
家出ばっかりしてたでしょう。親や兄弟とは長く暮らしたことはなかった。学校も行ってないから、学校の友達はいない。仕事仲間しかいないんですよ。要はさびしがりやなんです。それで、人が好き。人がそばにいてくれれば安心します。40年、仕事をしていても、こればかりは変わりません。(終)
野地 秩嘉
ノンフィクション作家
1957年、東京都生まれ。早稲田大学商学部卒業。美術プロデューサーを経て作家へ。『キャンティ物語』(幻冬舎文庫)など著書多数。監修・構成した『成功はゴミ箱の中に』(プレジデント社)が10万部のベストセラーになる。
武田薬品、富士通、資生堂……。経営者の知られざる素顔を描く。
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