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年代別保険の選び方直し方【40代-3】
掛け金の安い共済などを利用して、なんとか最低限の保障だけは確保しておきたいところだ。
藤川 太 構成=向山 勇
ただし、共済の掛け金は安いものの、60歳、65歳を超えると保障額が下がってしまうデメリットがある。だから、保障としては優先度の低い妻の保障から共済に切り替えていく。たとえば、全労済の医療タイプに加入すると、毎月の掛け金は1600円で済む。これでも入院した場合には日額6000円の入院共済金が受け取れるし、若干ではあるが死亡共済金も付いている(図参照)。妻の医療保障としては、これで十分だ。
次に夫の死亡保障だが、共済では難しい。共済では高額な死亡保障を得にくいからだ。複数の共済を組み合わせて高額な保障を確保する方法もあるが、それだと結局、掛け金も高くなる。それより収入保障保険などを利用したほうが有利に保障を準備できる。保険金額は最低でも3000万円、可能であれば5000万円は確保したい。
先にも触れたが、収入保障保険は、年金形式で受け取る死亡保障。年齢が高くなると受取期間が短くなるので、その分保険料が安くできる。また、同じ収入保障保険でも保険会社の選び方次第で保険料の引き下げが可能だ。タバコを吸わなかったり、健康状態がよい場合には、さらに割引もある。
たとえば、図のように保険金額3000万円の非喫煙健康体型に加入すれば、毎月の保険料は4125円だ。保険会社にもよるが、過去に喫煙者であっても1年以上禁煙していれば、非喫煙健康体型に加入することができる。いつも禁煙に失敗している人は、家計のためにも、健康のためにも、この機会にやめてみてはどうか。
一方、夫の医療保障は共済でもなんとか乗り切れるだろう。都道府県民共済の入院2型に加入すると、毎月の掛け金は2000円。これで入院日額4500円の保障が確保できる。病気死亡400万円、災害死亡780万円などの死亡保障も付いている。
このプランで夫と妻の保険料と掛け金を合計すると、60歳までの20年間で約185万円。これで保障が確保できると考えれば安いものだ。
問題は60歳以降、65歳以降だ。死亡保障は不要になるとしても、医療保障は高齢になるほど必要だ。よって、共済は一時しのぎの対策と考え、しっかり貯蓄するか、将来に終身医療保険などへ切り替えることも考えておきたい。といっても一度非正規雇用になると、正社員には戻れないことも多い。収入アップはなかなか望めないので、収入が低くても生活できるように家計を切り詰めておくことも重要だ。
藤川 太
ファイナンシャルプランナー
ふじかわ・ふとし●1968年、山口県生まれ。慶應義塾大学大学院理工学研究科修了の後、自動車メーカー勤務を経て、ファイナンシャルプランナーに。著書に『サラリーマンは2度破産する』など。武田薬品、富士通、資生堂……。経営者の知られざる素顔を描く。
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