部課長の基本
2009年 6月 07日

「保育士経験と繁盛ラーメン店づくり」の共通点

ばりばり軒編(1)

博多ラーメンの店「ばりばり軒」の朝礼は従業員に限らず、誰もが参加できる。

キーワード: サービス 朝礼のヒント
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博多ラーメンの店「ばりばり軒」はJR名古屋駅から車で20分の一宮市にある。ばりばり軒は客席が21席、1日の来店客が330人という繁盛店で、そこでは1日に1回ずつ、朝礼と夕礼を行っている。朝礼の場所は店舗前の駐車場で、従業員に限らず、誰もが参加できる。そして、参加した人は朝礼後に店のメニューから好きなものがタダで食べられる。朝礼を「一般の人にも公開しよう」と決めたのは、社長の宇佐美貴康氏である。

宇佐美氏の保育士時代の教え子が中学生になり、店舗を訪ねてくれたこともあるという。
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宇佐美氏の保育士時代の教え子が中学生になり、店舗を訪ねてくれたこともあるという。

「僕はもともと保育士をやっていました。専門学校を出てから5年間、名古屋のあかつき保育園というところで、子どもたちの世話をしていたのです。その後、もうひとつの夢だった飲食業に乗り出し、ばりばり軒を2003年にオープンしました」

現在、ばりばり軒には16歳から60歳まで従業員が6名いる。アルバイトをあわせると23名の大所帯だ。部下を持つ身になって宇佐美氏は考えた。
「店を繁盛させるには何よりも元気が必要だ」と。

「元気を出すにはみんなで一緒に何かやること、そして大声を出すのがいちばんです。保育園でも子どもたち自身に何かやらせると、わーいと大声を上げ、そして元気になりました。私は保育園の子どもも大人も基本は同じだと思っています。従業員が元気になればお客さんも気分がいいんです」

また、宇佐美氏は朝礼をやるとやらないとでは、仕事にとりかかる際の気合が違ってくるとも感じている。

「サッカーの試合前に選手が円陣を組んで気合を入れるでしょう。僕らの朝礼はあれと同じ。自分自身と自分のチームを鼓舞することにつながる。そして、毎日やることも大切。うちは大雨の日以外はすべて戸外でやります。雪の日も外でやる。雪のなかで大声を出すとモチベーションはさらに高まります」

プロフィール

野地 秩嘉

ノンフィクション作家

1957年、東京都生まれ。早稲田大学商学部卒業。美術プロデューサーを経て作家へ。『キャンティ物語』(幻冬舎文庫)など著書多数。監修・構成した『成功はゴミ箱の中に』(プレジデント社)が10万部のベストセラーになる。

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