実践ビジネススクール
2009年 6月 25日

望むものを手に入れる「提案型面接」のコツ

「昇進したい」「異動したい」と言うだけでなく、解決策を提示しよう

「職場満足はリーダーやマネジャーの仕事だが、同時に社員の側からの提案や努力も欠かせない」

そのようなやり方はその上司のスタイルではないという場合には、「月に一度、一緒にコーヒーでも飲みながら、最近の私の仕事ぶりについて具体的にコメントしてほしい」と要望しよう。6カ月後ではなくリアルタイムでフィードバックがほしいのだということを、上司に理解させるのである。

「『具体的に』という点を強調することだ」とケイは言う。「『いい仕事をしている』というような抽象的な言葉ではなく、自分のやった仕事のここがよかったと具体的に言ってもらいたいと、上司に伝えよう」。

逆に、上司の品位に欠ける言動や無礼な言動を改めてもらいたい場合にも、具体的に伝えることはさらに重要だ。「面接室に入っていって『あなたの言動は否定的すぎる』と言うだけではだめだ」とケイは言う。「『廊下でチームのメンバーがいる前で私を批判するのはやめていただきたい。私に対するチームの信頼が損なわれ、彼らを効果的に指揮するのが難しくなるから』という具体的な言い方が必要なのだ」。

社員は自分の問題を明確に把握し、自分に必要な能力開発の課題や研修プログラムがあるかどうか、またそれを受講することで自分の希望する仕事をこなす能力がどれだけ身につくかを突き止めておく必要がある、とケイは主張する。これは、評価面接の前に調査を行い、訓練の機会やその費用を把握しておくということだ。評価面接で配置転換を希望しようと思うのなら、新しい仕事にスムーズに移るためのプランや自分の後任を見つけるためのプランを考えておくべきだ、とケイは言う。

代替のプランもいくつか用意しておいたほうがよい。

「最大の誤りは、要求をただ突きつけることだ」と、ケイは言う。「そのようにではなく、『私の問題はこれです。それを解決するために私が考えている案はこの3つです』といったアプローチをとるべきだ。そうすれば、上司に選択の余地を与えることになる」。

「自分の側ではやるべきことはやりましたよとアピールし、同時に、それにお好きなように味付けしてくださいと、上司にボールを投げるわけだ。面接室に入っていって『私は昇進したい』と言うだけでは、上司を身動きできないところに追い込んでしまう」

1つの要求に対応するのは、十分に練り上げられたいくつかの選択肢に対応するよりはるかに難しいのである。

社員が自分の要望を述べる際の最も単純な要素の一つは、それは会社に何をもたらすかを上司に示すことだ、とケイは言う。

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アンジェリア・ヘリン

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