新・会社論
2009年 7月 03日

世界最高峰のホテリエが語る「サービスの真髄」

名門ホテルを襲った懲罰金10億円裁判の一部始終

「自分が一流でなければ、一流の人に仕え、一流の仕事をすることはできない」

「彼の立ち居振る舞い、仕事ぶり、どれをとっても美しく、優雅でした」

その日から、70歳のヘッドウエーターが、シュルツ氏の目指すお手本となった。

ホテルで働き出すと同時に、シュルツ氏はホテル学校に通うことになる。その1年半後、「仕事をするということに対して、以前と比べてどう考えが変わったか書いてごらん」と先生に言われて書いた作文が、冒頭のものだ。

「自分が一流でなければ、一流の人に仕え、一流の仕事をすることはできない。一流になれば、お客様からも敬意を持って接してもらえる。それをヘッドウエーターが私に身をもって示してくれた。そのことを作文に書いたのです」

現在、ウエストペース・ホテル・グループを率いて世界中を飛び回っている伝説のホテリエのサービス哲学が、誕生した瞬間だ。

>>「リッツ・カールトン・バリ事件」は5回連載。目次はこちら

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