お金・給料の新常識
2009年 7月 04日

リタイア後の「超鉄板」ポートフォリオ

「アフター会社人生」準備&建て直し大作戦:貯金と金融資産

株式だけの積極的投資だけでは危険で、預貯金や債券をベースとしたディフェンシブな運用が基本だろう。

中国やインドなどの新興国は、今後の成長が期待できる

「これだけ損をすると売るに売れない。カミさんには大切なお金なのに『どうするのよ』と毎日責められるし……。ホント、胃が痛いですよ。幸い預貯金の400万円は残ったので、子ども2人の教育費は助かった。教育費まで突っ込んでいたらと想像すると背筋がゾッとしますね」

Aさんは、ファンドをこのまま保有し続けるべきか。浅井さんは、

「中国やインドなどの新興国は、日本と違い、今後の成長が期待できる。株価も今は下がっていても将来は上がる可能性が高い。新興国が成長すれば資源価格も上がる。このまま保有して、積み立ても続けるべきです」

とアドバイスする。

では、日本の個別株で損をしている人の場合は、どうすればいいのだろうか?

投資で失ったお金は、金利の低い預貯金では取り戻せない

「株を保有するべきか、すぐさま売却して現金にすべきかは、個々人の価値観によります。ただ、投資で失ったお金は、金利の低い預貯金では取り戻せない。今後は個別の株を買いながら、『マーケットニュートラル型』という日経平均株価などの先物を売り、利益が得られそうなファンドを狙うべきです。相場が好転したら、新たな投資を始めるといいでしょう」

この2人の場合、長く保有できる商品を選んだのが幸いした。

安全な預貯金の資産を保有するだけでは、目減りするばかりだが、積極投資はさらに注意が必要だ。“自己責任”のマネー感覚が今こそ問われている。

>>「『アフター会社人生』準備&建て直し大作戦」の目次はこちら

前のページへ 1 2 3
プロフィール

浅井 秀一

ストックアンドフロー代表取締役。ファイナンシャル・プランナー。雑誌や新聞での原稿執筆、テレビ出演や講演会などFP界の第一線で活躍中。

Feedback
この記事を 全部読んだ
  一部だけ読んだ
  あまり読まなかった
内容は とても参考になった
  まあ参考になった
  参考にならなかった
 
サイト内検索
プレジデントのおすすめ記事
特集
経営者たちの40代

武田薬品、富士通、資生堂……。経営者の知られざる素顔を描く。

朝礼のヒント

絶好調企業は必ず効果的な「朝礼」をしている!レポートはこちらから

プレジデント最新記事