
コンサルタントは本当に役に立つのか
回答者ジャック&スージー・ウェルチ
いずれにしても、コンサルタントを雇う期間は短いにこしたことはありません。
翻訳=ディプロマット
コンサルタントは本当に役に立つのですか。
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あなたの質問は「医者は役に立ちますか、立ちませんか」と問うているようなものです。答えは「役に立つコンサルタントもいれば、立たないコンサルタントもいる」です。ただ、いずれにしても、コンサルタントを雇う期間は短いにこしたことはありません。
コンサルタントの問題点は、彼らがクライアント企業の経営陣と根本的なところで対立することです。
コンサルタントは会社に入り込んで、与えられた問題を解決したら、その後もそこに留まって次から次へと別の問題を見つけて解決したいと思っています。永遠にそれをやり続けたいと思っているのです。
一方、経営陣はコンサルタントに、特定の問題を迅速に解決してもらい、その後は速やかに出ていってもらいたいと本音では思っています。この相対立する目的が生み出す緊張のために、コンサルタントを使うことは、手に負えないほど難しいのです。
コンサルタントが役に立つ状況も、もちろんあります。企業はときとして従来の戦略や新しい製品を、新鮮な目で評価してもらう必要があります。十分な情報を踏まえた意思決定を行うために必要なスキルが、たまたま社内にないこともあるでしょう。
たとえば今日のプライベート・エクイティ会社(株式非公開企業に出資する投資会社)などでは、潜在的買収先の市場や業界を迅速に評価するという目的で、コンサルタントをきわめて効果的に使っています。
しかし、コンサルタントを雇うことを検討する際、忘れてはならない合言葉は「注意せよ」です。
彼らはあなたが知らないうちに、あなたの会社で次から次へと仕事をやり続けているかもしれません。何といっても、彼らの最終的な目的はそこにあるのですから。
ジャック・ウェルチ
1935年生まれ。60年にゼネラル・エレクトリックに入社。81年、同社会長兼CEOに就任。
大企業病に陥っていた同社を変革し、世界最強の企業の1つに育て上げた。
その手法と哲学は、世界中の経営者のお手本となっている。2001年に引退後も、講演・著作を通じてビジネス界の啓蒙に努める。
武田薬品、富士通、資生堂……。経営者の知られざる素顔を描く。
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