達人のテクニック
2009年 8月 12日

タクシーに乗ることで仕事への英気を養う

「年収2000万社員vs500万社員」実労半分、成果5倍の法則30【4】

資料などを読むだけでなく、体を休める目的で乗る人が多いのではないでしょうか。

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法則(19)~(21)
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法則(19)~(21)

私が毎朝7時半に出社するのは通勤電車で経済紙を読みたいからです。自宅の最寄り駅を7時前後に出る電車に乗るようにしています。30分遅くなるだけで、立っているのがやっとの殺人的な通勤ラッシュになり、体力も消耗しますから、それは御免こうむりたい。もちろん、出勤前に自宅でも別の新聞を読んでいます。

先ほどから繰り返し、何かをコントロールしているという感覚の大切さを述べてきましたが、新聞も読めないほどの満員電車に揺られることは、コントロールとは似ても似つかぬ状態です。帰りの電車も同じです。遅くまで残業すると体はくたくた、席を確保したら降車駅まであとはひたすら休むか眠る。「勉強しよう」などと夢にも考えられなくなります。翌朝はまた満員電車に揺られ、頭がボーッとした状態でぎりぎりに出社する。残業と朝晩の満員電車は、精神的にも肉体的にも悪循環を生むだけですから、どこかで断ち切らなければなりません。

「急ぎ以外でもタクシーを使う」人の割合が2000万円以上のほうが圧倒的に高いのは、懐具合を反映しているのでしょう(法則19)。資料などを読むだけでなく、体を休める目的で乗る人が多いのではないでしょうか。お金があると体を休めるためにタクシーに乗ることができ、次の仕事に向かう英気が養える。こうして、勝ち組がますます勝ちを収めていくのです。

法則(22)、(23)
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法則(22)、(23)

「混んでいる急行よりも、空いている各停」「座って通勤できるよう、電車やバスの始発駅に住む」「通勤時間短縮のために、職場の近くに住む」でも、それぞれ2000万円以上のほうが「あてはまる」と答えた率は高くなっています(法則20、21)。顕著な差はないのですが、時間そのものの短縮はそれほど考えていないにしても、通勤時間の有効活用という意識が強いのは確かです。

時間の有効活用の2番目のポイントが朝の時間の使い方です。「まとまった時間を捻出するための早起きをしている」割合は5.2ポイントとさほど差が見られません(法則22)。ただ、その時間を「仕事に使っている」かどうかになると、数字自体は大きくありませんが、2000万円以上のほうの割合が高く、10ポイント近い開きが見られます。次の「勉強に使っている」でも倍の開きがあります(法則23)。

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調査概要●ヤフーバリューインサイトの協力により、全国30歳以上60歳未満の男女、フルタイム勤務者という条件を満たす人を対象に、インターネットを通じて調査を行った。調査期間は2009年1月9~13日。個人年収500万円台500人(うち男性76.8%)、2000万円以上500人(同77.6%)より回答を得た。

プロフィール

小宮 一慶

1957年、大阪府生まれ。81年、京都大学法学部卒業後、東京銀行入行。86年、アメリカのダートマス大学経営大学院でMBA取得。帰国後、経営戦略情報システム、M&A業務に携わったのち、岡本アソシエイツ取締役に就任。国際コンサルティングを手がける。93年、カンボジアPKOに国際選挙監視員として参加。94年より、日本福祉サービス(現セントケア)にて、在宅介護問題に取り組む。96年、小宮コンサルタンツを設立。コンサルタント、非常勤取締役、監査役として企業経営の助言を行うほか、講演、著書を通じてビジネスマンに必要な基本スキルについて、わかりやすい言葉で指南している。明治大学大学院会計専門職研究科特任教授。近著に『ビジネスマンのための「発見力」養成講座』(ディスカヴァー21)、『ビジネスマンのための「読書力」養成講座』(ディスカヴァー21)、『「1秒!」で財務諸表を読む方法』(東洋経済新報社)、『お金を知る技術 殖やす技術』(朝日新書)などがある。

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