
実力はあるのに本番に弱い性格は治せますか
回答者ジャック&スージー・ウェルチ
私たちのうちの1人が採用プロセスに関わっていたときのある出来事を思い出しました。
翻訳=ディプロマット
実力はあるのに本番に弱い性格は治せますか。
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この質問を拝見して、私たちのうちの1人が採用プロセスに関わっていたときのある出来事を思い出しました。立派な資格を持った若い求職者が、肩を怒らせて面接室に入ってきて開口一番こう言ったのです。「単刀直入に伺いますが、この場ではみなさんが私に質問なさるのですか、それとも私がみなさんに質問するのですか」。言うまでもなく、彼の虚勢は誰の心もつかめませんでした。
あなたの場合は虚勢ではなく、その正反対ですが、やはり誰の心もつかめておられないようです。それはあなたが完璧に練り上げられた答えで、面接官たちを味方につけようとして、ガチガチになっておられるためでしょう。
それは間違いです。
資格については履歴書を見れば一目瞭然のはずです。もちろん、面接の機会に、自分の専門技能について履歴書に書ききれなかった部分を詳しく説明したり、補ったりすることはできます。しかし、面接では、上司になるかもしれない人にあなたの本当の姿を見せることのほうが、さらに重要なことに思えます。リーダーとして自分の仕事やチームのことを深く気にかけていること、笑ったり心配したり人の意見を聞いたりすること、社外での関心や友人を持っていること、成熟した人間であること、人々と感情的なつながりを持つ人間であること――そういったことを伝えるわけです。
実際、どんな面接においても、あなたの最大のセールスポイントはあなたの本当の姿かもしれません。ですから、演技するのをやめて、ありのままのあなたでいてください。あなたが相手に与えようとしている好印象は、おそらくあなた自身の中にあるはずです。
ジャック・ウェルチ
1935年生まれ。60年にゼネラル・エレクトリックに入社。81年、同社会長兼CEOに就任。
大企業病に陥っていた同社を変革し、世界最強の企業の1つに育て上げた。
その手法と哲学は、世界中の経営者のお手本となっている。2001年に引退後も、講演・著作を通じてビジネス界の啓蒙に努める。
武田薬品、富士通、資生堂……。経営者の知られざる素顔を描く。
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